漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
62歳 男性
1週間前から、何を食べても飲んでも味がしなく、苦くなりました。
飮食をしているときも口に不快感があります。味覚障害専門医には「なおらない」と言われました。
心臓病、高血圧があり、カテーテルの手術を2回しました。
糖尿病もあり、HbA1cは6.9で高めです。
2週間前風邪をひいて、今は咳が少し出ます。
胃が少しむかつきます。
舌の色は暗く乾いていて、白い苔が薄くべっとりついていました。
風邪が残っていて体のバランスが崩れたものだと思われ、胃腸の働きを高める漢方薬をお出ししました。
3週間飲んで7割よくなりました。
その後も波がありましたが、来店3か月で9割よくなった、と喜んでいました。
糖尿病のHbA1cも6.3に下がりました。
これからは心臓の働きをよくして、またカテーテルの手術をしないですむように体調を整える漢方薬に変えました。
味覚障害は体のバランスが崩れた時に出ます。
また舌のコケをとるのは、エチケットだという、テレビの番組を信用して、舌のコケをとって味がわからくなった、という方も多くいます。
舌には味蕾(みらい)という味を感じる細胞があります。
決して無理に舌のコケをとってはいけません。
舌のコケが白く厚くなるのは、胃腸の働きが悪いか、食べ過ぎ、飲みすぎです。まずそちらを治せば自然にきれいになります。
国際中医相談員 薬剤師 植松光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7